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「ミュージアムショップ」

博物館のお土産コーナーだけれど、
これ時々信じられないぐらいいいアイテムが売っている。
ハニワTシャツとか。

そんな中、九州国立博物館にすごいものがあった。
なんじゃこりゃ。

九州国立博物館 ミュージアムショップ

ぬいぐるみとかやべぇ。すごくいい。

そもそも九州に国立博物館がある、というかできたの忘れてたし。
東京、京都、奈良、そして九州だそうな。
できたのが2005年。で、敷地は一番広いらしい。
そもそも太宰府天満宮敷地にある、というのがこれまた
ツボを突いている。素晴らしい。

Wikipedia - 九州国立博物館

どれどーれ、上空から見てみると、


拡大地図を表示
・・・この地図ではまだ更地かよ、と。
まぁいいや。

まぁそれはいいとして、
このステキお土産はいったいなんなのか、と。
いろんなところから調べるに、


鍼立(鍼灸師)が一人前になるために知っておくべき基本をまとめたもので、
4部構成から成る。

1. 鍼の基本的な打ち方、病気別の打ち方などを記した聞書
2. 鍼や灸を体のどこに施すのかを示した図
3. 体の中にいる虫の図とその治療法
4. 臓器や体内の解剖図


●筆者と執筆された時期
巻末に
「永禄十一戊辰年十月十一日
 摂州住人上郡茨木二介元行(せっしゅうじゅうにんかみぐんいばらきにすけげんぎょう)(花押)」
とあるため、
現在の大阪府茨木市周辺に住んでいた二介(号を元行と名乗る)という人物が、
1568年10月11日に記したと推測される。

※ちなみに9日前の1568年10月2日は、織田信長が上洛を果たし、摂津の国に攻め入った日。


と。
まとめますと、

・暢気にも、信長が地元にガンガン攻め込んできてる頃に
・摂津国の針灸士が
・針灸のマニュアル本を書いてて
・体内にいる病魔の想像図をオレ妄想で描いた。
・それを九州国立博物館、お土産として立体商品化に成功

と、いうわけで。



Amazon - 『針聞書』 虫の知らせ (単行本(ソフトカバー))

j-castニュース 同本紹介

現代でも一応入手できるんだな、というか、
一部マニアにうけてたんだろうな、これ。
自分は知らなかったけれど。

九州国立博物館の展示物は基本的に、
東京や京都から
「じゃこれ持ってっていいよ」と移されたものがメインらしい。
そんな中から、これに目をつけて、
商品化したらかわいいよ!うけるよ絶対!
そう思った九州国立博物館のスタッフ、偉いと思う。
摂津、つまり大阪なんだから京都にあるのが一番筋だし、
でも京都にあったら目立たない存在のまま終わってたかも。

かくして腹中の虫、現代に甦りに成功。









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